●ゲームマスターは初めて?
初めてゲームマスターをするのは、かなり挑戦的で、途方に暮れてしまうかもしれません。
本書で紹介する3つのシナリオは、初めてゲームマスターをする人向けに作られています。
ですから、冒険者は孤立した環境に置かれ、関わることになるノンプレイヤーキャラクターやモンスターも限られており、冒険者が取るべき行動は選択の余地がなく明らかで、話の筋は一本道になっています。
ゲームマスターは、各シナリオの「はじめに」と、その舞台となる地域の説明を読んで、シナリオに親しんでおくことをお勧めしますが、それ以外は、場所や出来事については軽く知っているだけでプレイできるように書かれています。「虹塚の戦い、ふたたび」については、地図(57ページ)がシナリオの構成を知るための最良の参考資料となるでしょう。
ゲームのセッションの冒頭で最も重要なことは、プレイヤーのために場面を設定し、冒険者たちが置かれた状況をはっきりとさせることです。プレイヤーは、冒険者たちがどこにいて、何をしようとしているのかを把握することから始めなければなりません。
サンドボックス(箱庭)と呼ばれるタイプのシナリオは、比較的自由度が高く、プレイヤーは次に何をするか、無限に近い幅広い選択肢の中から決めることができます。
一方、一本道シナリオでは、明確な目標が設定され、従うべき「物語」の流れがあります。
初心者のゲームマスターやプレイヤーにとっては、一本道シナリオの方が比較的容易です。
最初の体験は非常に明確な目標だけに絞ることで、冒険者たちに強い目的意識を持たせることができます。
その後、ゲームマスターがルーンクエストに慣れ、設定やルールをよく知るようになれば、プレイヤーの質問や物語の中で生じた新たな目標に基づいて即興で作多くのロールプレイングゲームでは、さまざまなタイプのキャラクターが混在する点が特徴になっていて、ローグ、盗賊、魔術師、司祭、戦士などが一緒に冒険し危険を冒します。
ですが、これらのキャラクターが、最初にどのように出会い、なぜグループを組んでいるのか、なぜ一緒にいるのかについてはあまり考慮してることが容易になります。
このスターターセットのシナリオはどれも、簡単にプレイできるように一本道シナリオとしての性質を持っています。
ベテランのゲームマスターならば、好きなようにどのシナリオも展開を広げることができるでしょう。